ネット集客をする際、ネット集客会社やコンサルタントに委託することは有効な手段だろう。
その際、あなたが必ずすべきことはネット集客の基礎知識を身につけることだ。
基礎知識がないと必ず業者選びに失敗をして膨大な費用をドブに捨てることになりかねない。
- ネット集客会社のしてくれるコト
- ネット集客会社の料金相場
- 委託費用を抑えるための選択肢
また、この記事は5分程度で読み終わるボリュームとなっている。ネット集客会社に委託する時に必ずあなたの役に立ってくれるはずだ。
ネット集客会社って何をしてくれるの?
ネット集客会社に集客代行を依頼した場合、Webサイト作成からネット集客をまでを一通りおこなってくれる。具体的には以下の内容のサービスが主軸となる。
- Webサイト(ホームページ)制作
- SEO対策
- リスティング広告運用
- SNSマーケティング
これら4つについて簡単に説明をしたいと思う。
Webサイト(ホームページ)制作
ネット集客をする場合、まずユーザーを集める先となるWebサイトを作る必要があり、そのWebサイト制作自体も含むサービスを提供しているネット集客会社が主流となっている。
ホームページに求められる能力は、自然検索からのアクセス数・コンバージョン率の2つしかない。
- 自然検索からのアクセス数
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Google・Yahoo検索からどれだけのユーザーを集められるか。検索結果の表示順位に比例する
- コンバージョン率
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Webサイトに訪問したユーザーのうちどれだけが問い合わせ・資料請求を行ったかを表す指標。ページ構造に左右される
アクセス数に関してはSEO対策に依存するため、まずはコンバージョン率の高い(訴求力の高い)ホームページを作れるかどうかを制作事例などから判断する必要がある。
ホームページと集客については下記の記事にて詳しく解説しているので参考にしていただきたい。
また、既に自社のWebサイトを所有している場合は既存のサイトをそのまま利用するか、もしくは作り直すかはネット集客会社によって対応が異なってくる。
SEO対策
SEO対策とは、“Search Engine Optimization”の略であり、「検索エンジン最適化」のことを意味する。
要は検索結果における自社サイトの表示順位を上げてアクセスを増やすための施策だ。
また、SEO対策にも様々な種類の手法があり、その中のブラックハットSEOと呼ばれるGoogleのガイドラインに準拠しない不正なSEO手法を用いるネット集客会社も存在する。
GoogleにブラックハットSEOが発覚した場合、自社サイトが検索結果から削除される場合もあるのでブラックハットSEOかどうかを理解できるだけの基礎知識は必ず自身で持つべきである。
SEOの基礎知識については下記記事を読むことでで理解いただけるはずだ。
リスティング広告
リスティング広告とはインターネット広告の中の1つで、Yahoo!・Google検索を使ってサービス名・ブランド名を検索するユーザーにターゲットを絞って広告表示させることのできるサービスだ。
リスティング広告は検索結果で以下のように表示される。
リスティング広告の費用は広告がクリックされる毎に発生する仕組みで、紙媒体の広告に比べて費用対効果が非常に高い。
SEO対策やSNSを使った集客は効果が出るまでに早くとも半年~1年はかかるため、リスティング広告の利用は必須になってくる。
もちろん、クリックされることで発生する広告料金は別途Googleに支払う必要があるのでこちらの予算も考えておく必要がある。
SNSマーケティング
SNSマーケティングとは、Twitter・FacebookなどのSNSを用いるマーケティング手法である。
サービスのブランディング、顧客とのコミュニケーション、売上の増大までもが可能となる。
SNSマーケティングの導入に関してはネット集客会社によってサービスの有無が別れるため、SNSに注力したい場合は導入の有無を確認しておく必要がある。
ネット集客を代行してもらうメリット・デメリットの比較
ネット集客会社に委託するメリット・デメリットは何なのか簡単にまとめてみた。
メリット | デメリット |
ノウハウなしで即効性が期待できる | 委託先によって当たり外れがある |
人的リソースを割く必要がない | ノウハウを培えない |
結果的にコスパが良い | 結果的に依存し続ける必要がある |
最も大きいメリットは人的リソースを割く必要がない点だ。
自社でネット集客を実施しようとすると担当者を2人配属するだけでも月に60万円(1人あたりの給与30万円×2人分)程度は人件費が発生するため、ネット集客会社に委託することは結果的に安上がりになる場合も多い。
そしてデメリットは、ネット集客に成功してもその効果を継続するにはネット集客会社へ委託し続ける必要がある点だ。
ネット集客会社4社の価格・サービス比較
ここからはノウハウと実績を持つネット集客会社の価格やサービス内容を比較したいと思う。
5社の選定基準は自社ブログ・ホームページといったオウンドメディアを活用してネット集客ができているかどうかだ。
自社のネット集客もできないのにクライアントの集客成果を上げるなど到底不可能だからだ。
企業名 | 価格帯 | 特徴 |
---|---|---|
AXIS | 360万円(12か月間) | サービス内容が幅広く、広告のみの運用なども依頼可能 |
株式会社ネット集客 | 90万円(3か月間) | Web集客ノウハウをサポート指導する形態なので後々自分たちで運用可能 |
NINOYA.INC | 月額15万円~ | こちらもサポート指導型。制作・作業代行は料金に含まれない。 |
富山工房(弊社) | 月額2万円~ | サポート指導型。HP製作費も含む |
最後に弊社の紹介も混ぜさせていただいたが、コスパにおては日本一を自称している。
デメリットとしては、あくまでサポート指導型のため面倒くさがりな方は成果が出ないまま費用だけを浪費してしまうことになる。
しっかりと運用に時間の割ける方には爆発的な費用対効果を約束できる。
予算的にネット集客会社への委託が難しい場合
上記の価格相場を見てもらうと判るように、ネット集客会社への委託費用は安いものではなく、資金的な問題で委託を断念する企業も多いはずだ。
その場合、ネット集客をする選択肢としては以下の2通りがある。
- 一部作業を自分で負担することで費用を抑える
- クラウドソーシングを通してフリーランスに委託する
一部作業を自分で負担することで費用を抑える
個人事業主の方などはこの方法でネット集客をされている方が多い。
プログラミングなどの専門知識が必要なホームページ制作は外部へ委託し、リスティング広告やSNSを使った集客は自身で勉強をしながら試行錯誤するのだ。
正直、Googleなどで検索をすると必要な情報はいくらでも出てくるので自身で勉強をしながら運用をするのはさほど難しいことではない。
しかしネット集客に成功するかどうかは別であり、事前にWeb記事や書籍などでノウハウをインプットしなければ必ず失敗する。
ネット集客に必要なノウハウは別記事で全て解説しているのでよければ参考にしていただきたい。
クラウドソーシングを通してフリーランスに委託する
もう一つの方法が、クラウドソーシングを通してフリーランスに委託する方法だ。
大手企業でもクラウドソーシングを利用してエンジニアやブログライターなどの仕事を依頼するパターンが年々増えている。
クラウドソーシングとは、仕事を探してる人(労働者)と仕事をしてくれる人を探している人(雇用者)を繋げてくれるマッチングサービスをイメージしてもらうと判りやすい。
フリーのエンジニアやWebマーケターなども多数登録しているので、ホームページ制作他どんな仕事内容でもパートナーが見つかるだろう。
クラウドソーシングを利用するメリット・デメリットは以下の通りだ。
- 企業に委託するのに比べて費用が大幅に抑えられる
- 仕事のスピードが速い人が多い
- 1対1のコミュニケーションが取りやすい
- 企業所属ではないので納品後のアフターフォローが不確実
- 当たりハズレがあるので誰に任せるか選定が必要
クラウドソーシングの利用を検討する場合、日本でも最大級のクラウドソーシングサービスであるランサーズ、クラウドワークスが良いだろう。
クラウドワークス | ランサーズ | |
---|---|---|
登録者数 | 11万6000人 | 25万3000人 |
報酬発生額 | 67億2300万円 | 212億2100万円 |
利用料 | 報酬の5~20%(受注側が負担) | 報酬の5~20%(受注側が負担) |
報酬の支払い方法 | クレジットカード・銀行振込・PayPal | クレジットカード・銀行振込 |
公式サイト | クラウドワークス | ランサーズ |
まとめ
ネット集客会社へ業務委託する場合も当たりハズレが大きいので選定できるだけの基礎知識を身につけることが最低限必要である。
それすら面倒くさい方にネット集客での成功は難しいだろう。お金を払えば誰でも集客できる時代は終わったのだ。