宣伝・集客のためにホームページを作りたい、以前作ったホームページが役に立っていないのでリニューアルしたいと思うことも多いだろう。
その際、費用がどの程度かかるかは企業でも店舗でも気になるところ。
そこでこの記事では、ホームページ制作費の相場・納品後の集客運用に掛かる費用なども解説していく。
ホームページの制作費や運用費を安く済ませるポイントも挙げていくので、ぜひ最後まで読んでいただきたい。
- ホームページ制作費の相場
- 数百万の制作費が掛かる場合の理由
- 制作費を安く抑える方法
ホームページ制作の相場には大きな幅がある?
ここではまず、ホームページの制作にかかる費用の相場を紹介したいと思う。
ホームページ制作の相場早見表
まずは、一般的にホームページ制作にかかる年間の費用の相場を紹介する。
目的 | 年間予算(製作費+管理費) | 製作期間 |
---|---|---|
名刺変わり(ほぼ製作のみ) | 10~30万円 | 2~4週間程度 |
集客を目的とする | 100~300万円 | 1~3ヶ月程度 |
集客で明確な成果を出す | 300万円~ | 2~4ヶ月程度 |
ちなみに、「ホームページ制作 相場」などのキーワードで検索すると、「高ければ100万円以上」と述べる記事が多い。
しかし、100万円と書いている記事の多くは「製作費」に限定しているが、当記事は実際の運用を踏まえて年間の運用費を記載している。
集客目的であれば作りっぱなしで運用をしないホームページはあり得ないので(その理由や詳細は後程説明する)、真剣に集客を考える企業や店舗のことを考えて運用費を含む記載とした。
使用目的でホームページ制作費は大きく変動する
上記の表で理解していただけると思うが、ホームページの制作費、管理費は目的によって大きく変動する。ホームページが持つ目的は大きく言うと二つある。
名刺代わりのホームページ
一つは、企業や店舗の存在を示し、住所や業務内容などを明確にするだけで目的が達成されるいわゆる「名刺代わり」と呼ばれるホームページだ。
例えば公共事業が主な業務で、Webから集客をする必要がない企業や、FacebookやInstagramなどで日々の告知はしているので、ホームページ自体には集客機能を求めないという場合がこれに当たる。
この場合は、企業や店舗の名称を知っている人が検索して見に来るので、作ってしまえばそれで目的は達成される。
集客目的のホームページ
もう一つは、ホームページを集客のツールと考えるもので、この場合は企業や店舗の名前を知らない人にホームページを見てもらう工夫が必要になる。工夫の方法はいくつかあるので、後の項目で詳細に説明する。
集客が主目的でなければ自社制作で安く抑えるのもアリ
集客を目的としない名刺代わりのホームページは、既に企業や店舗、または商品やサービスの名称を知っている人がダイレクトに訪れるページだ。
言い換えれば知らない人に無理に見てもらう必要はないホームページなので、作ってしまえばほとんどの目的は達成される。
この場合、必要なのは情報に間違いが無いことや、企業や店舗の戦略に合ったイメージのページ作りということになる。
近年はホームページを作るためのツールは無料でもかなり充実しているので、社内で作るのも1つの選択肢である。
無料ツールで作成した場合のメリットは下記の通り。
- 最短1時間程度で制作することが可能
- 制作費用が0円
- 保守管理費・更新費が必要ない
デメリットとしては、デザインとカスタマイズに限界があることだ。
無料のホームページ作成ツールについて詳しく書いた記事があるので、興味がある方は以下を参照していただきたい。
もし社内で作ることが難しい場合は業者に頼むことになるが、この場合は30万円程度見込んでいれば十分なものが作成可能である。
次の項目では、Web上での集客を目的とするホームページについて言及していこう。
集客目的なら費用か手間をかけなければ成果は上がらない
ここからは、Web集客を目的とするホームページを作るときに、なぜ多くの費用が掛かるのかという点を解説していこう。
Web集客とホームページの関係性
「集客のためにホームページを利用したい」と思っても、単にホームページを開設しただけでは誰も見てくれない。
そのためホームページに顧客を呼び込むためのSEO対策や、SNSを利用した情報発信などが必要になる。
SEO対策とは、「検索エンジン最適化」の略称で、検索エンジンにて検索順位を上げる手法の総称である。
ここで「結局SNSを利用するのなら、Facebookなどで情報発信すればむしろホームページはいらないのではないか」と考える人もいるだろう。
しかしSNSには、スピーディーに情報発信を行える・拡散力が期待できることなどのメリットがある反面、下記のデメリットも存在する。
- あくまでSNSユーザーのみにしか情報が届かない
- SNSの流行りに売り上げが左右される
- コンテンツに文字数・表現における制限が多い
ホームページはネット環境のあるユーザー全体を対象とするため、アプローチできるユーザー数が桁違いに増える。
さらに、検索ワードに連動して広告を出すリスティング広告を利用する集客方法もある。
つまりホームページを作るだけでは集客はできないが、他ツールとクロス戦略を用いることで、様々な集客施策が実現可能となる。
当記事の冒頭の相場表で作成費用だけでなく運用費を込みで紹介したのは、適切な運用なしでWeb集客することは不可能だからと理解していただきたい。
以下にWeb集客の代表的な手段をいくつかご紹介しよう。
コンテンツマーケティング(SEO対策)
コンテンツマーケティングとは、ホームページ内ブログなどから価値のあるコンテンツを発信して集客する方法を指す。
例えばスキンケア関連の商品を売りたい場合、「肌の状態を良くしたい」、「キレイになりたい」と思っている人が読みたくなるような記事をホームページに掲載し、Google検索エンジンやSNS等からの流入を狙う。
そして自社の商品の購買やホームページに誘導していくのが基本的な流れだ。
例えば、現在ご覧頂いているこの記事も「ホームページ制作 相場」という検索キーワードを狙ったコンテンツマーケティングの一部である。
コンテンツマーケティングのメリットは下記の通り。
- 潜在的な顧客を発掘しやすい
- SNSも含めて流入チャンネルを複数化しやすい
- コンテンツ自体が自社の資産になる
その逆にデメリットとして、結果が出るまでに時間がかかること、継続的にコンテンツを更新しないと効果が得にくいこと、そしてなによりも高額なライティング費用が掛かってくる。
記事ライターの料金相場は下記のようになる。
有名ライター | 1記事8万円~ |
中堅ライター | 文字単価5~10円 |
格安ライター | 文字単価1~3円 |
1記事あたりの文字数は2500文字が最低ラインとなるので、中堅ライターに委託したとして1記事の執筆料金は20,000円前後を想定しておく必要がある。
毎月5本更新するとして、月額で10万円程度をボーダーラインと考えておこう。
次に、先ほどから何度も登場する「SEO対策」について軽く触れておきたい。SEO対策はホームページを作る上で必ず知っておくべき専門用語だ。
既にご存じの方は読み飛ばして頂きたい。
SEO対策とは?
SEOとは検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)を意味し、Googleなどの検索エンジンでページ上位の方に表示されるための手法を意味する。
多くのユーザーは、わからないことをGoogleで検索する際、検索結果ページ上位に表示されたサイトにアクセスする傾向にある。
この検索結果ページ上位に表示されるための指標(アルゴリズム)は200項目を超えると言われており、また一般には公開されていない。
そのため、一概に「この対策をすれば上位表示される」という対策は存在せず、また高い頻度でアルゴリズムが更新されるため、一般的な人にとってSEO対策は困難を極める。
本項で説明したコンテンツマーケティングは、2020年現在のGoogleのアルゴリズム上で有効なSEO対策の一つとも言われており、検索エンジンからユーザーを集める上でも非常に大切である。
SNSマーケティング
SNSは幅広い年齢層に利用されており、現在は情報収集の代表的な手段になっているので訴求力が高い。
SNSマーケティングを用いるメリットは下記の通り。
- 拡散力により自社商品・サービスを多くの人に認知してもらえる
- ユーザーとのコミュニケーションが取れるので親近感を持たれやすい
写真や動画、短い文章などで興味を引いたり、共感を生んだりしやすいのもSNSの特性なので、ターゲットをしっかり絞って運用すれば成果につなげやすい。
一方デメリットとしては、SNS上のマナーや暗黙のルールなどに精通していないと違和感を持たれること、継続的な発信をしないと良好な関係は築きにくいことなどがある。
社内の人員でSNSマーケティングを行う方法もあるが、しっかり成果を出したいなら何らかの形でプロの力を頼ることをおすすめしたい。
SNSマーケティングサービスは「コンサル・アドバイザー型」「運用代行型」の2種類があり、相場費用は下記のようになる。
コンサル・アドバイザー型 | 月額5~10万円 |
運用代行型 | 月額30万円~ |
続いて最後に、リスティング広告についても触れておきたい。
リスティング広告
リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで何らかの検索をした時、入力したキーワードに連動してページ最上部(もしくは最下部)に表示される広告のことだ。
自社の商品やサービスに関連し、かつ検索されやすいキーワードを設定することが重要になる。
リスティング広告のメリットは下記の通り。
- 少額からでも始めやすいこと
- 狙ったターゲットに発信しやすいこと
- 即効性が期待できること
- データで費用対効果をチェックしやすい
特にSEO対策の項目で説明したような、「アルゴリズムを読み解き、最適な対策を行った上で、上位表示されるのを待つ」といった煩雑な工程を無視し、ページ最上位に表示されることは、アクセスを集める上で大きな力を持つ。
一方デメリットは、広告費が掛かり続けること、運用者によって結果に差が出やすいことなどが挙げられる。
リスティング広告運用を委託する場合の相場費用は下記のようになる。
毎月の広告費用 | 委託手数料 |
---|---|
10万円以下 | 2~5万円 |
10万円以上 | 広告費の10~20% |
ホームページ集客の成果を得るための相場ボーダーラインを知ろう
ここまでの説明を踏まえて、Web集客で成果を上げるための相場のボーダーラインを整理しておこう。
- コンテンツマーケティング(SEO対策)…2万円×5記事=10万円
- SNSマーケティング…5万円~
- リスティング広告…5万円~
上記を合計すると最低ラインは月額20万円、年間に240万円が必要という計算になる。
自社でWeb集客を行う方法もあるが・・・
前の項目で上げたボーダーライン20万円という金額は、企業としての考え方や、宣伝したい商品やサービスの特徴によって変化することはご承知願いたい。
その上で、社内にWebマーケティングを任せられる人材があれば、外部への出費を抑えられる可能性はある。
ただし、この場合プロに頼むような成果をだすのはかなり難しい。
また、上記のような内容をすべて社内でやる場合、片手間で成果を上げることは難しのでWebマーケティング専任の人材が必要となる。
仮に月額20万円の給与を支払ったと考えると、決してコスパの良い選択肢ではない。
金額を抑えるには丸投げではなくサポート型サービスもあり
上記では業者に丸投げする場合の最低費用や、社内の人員で全てこなす場合のリスクなどを解説した。
実はハイブリッド的な手段として、社内の担当者とサポート業者の二人三脚でWebマーケティングやホームページ集客戦略を実行していく方法もある。
ここでサポート型のサービスを提供する会社の特徴や費用を表で紹介しよう。
業者名 | 費用 | 特徴 |
---|---|---|
バズ部 | 初期費用50万円~ 月額3万円~ | 主にコンテンツマーケティングのサポートに行う |
あきばれホームページ | 初期費用49,800円~ 月額4,900円~ | 電話でHP集客に関するコンサルサポートを行ってくれる |
富山工房(弊社) | 初期費用0円 月額30,000円~ | コンテンツマーケティング・SNS・広告等の総合的サポート |
富山工房は初期費用0円でならWeb集客を始めることが可能。
価格が安いからと言って効果が期待できないということはなく、国内でトップクラスのコスパでサービスを提供しているという自負がある。
興味を持った方は、まずはお気軽にお問い合わせ頂きたい。
ホームページ制作の相場まとめ
ホームページの制作費の相場を紹介し、ホームページを作る際はまず主目的を明確にすることが重要なこと、目的別の方法や費用が発生する理由や項目をまとめた。
基本的に集客を目的としないのなら、ホームページ作成ツールを使うことでほとんど費用をかけずに自社内で作成できるのでぜひ実行していただきたい。制作会社に依頼することも可能だが、社内で作っておけば内容を変更したいときにいつでも修正できるメリットがある。
とはいえ多くの場合、ホームページは集客を目的としており、集客するには読んでもらうための運用を続けなければならない。
作りっぱなしで満足するのではなく、運用を継続して成果も求めるなら、そこに費用を投じる必要がある。もし、費用をかけたくないのであれば社内のリソースをつぎ込むことが一般的な方法だ。
そこでおすすめしたいのが、ホームページの制作、運用のプロフェッショナル、富山工房のサポートだ。弊社はWeb集客の方法を総合的にサポートしており、御社の担当者と二人三脚で成果を求めていくサービスを提供している。
初期費用0円なので、まとまった費用を出すのが難しい企業でも始めやすいように設定している。この機会にぜひご利用いただきたい。