
昨今、HTMLなどの知識がなくとも無料で簡単にホームページの作れるツールが増えてきている。
それらは非常に便利で素晴らしいツールではあるが、無料ツールを使うことで料金面で得をする場合と、その反対に大きく損をしてしまう場合がある。
まずはその両者の違いについて説明していきたいと思う。
Contents
無料ホームページを使うべき場合
- 趣味・サークルなどのホームページを持ちたい
- 名刺代わりの企業ホームページを持ちたい
上記に当てはまる場合、制作会社へ依頼せずに無料ツールを使ってホームページを作ったほうが良い。
ほとんどのサービスではデザインテンプレートも豊富に用意されているので、初心者の方でも一定レベル以上のデザインを構築できるようになっている。
また、制作会社がよくアピールする「SEO内部対策」と呼ばれる検索順位最適化も施されているので心配しなくて大丈夫だ。
無料ツールで作ったホームページであってもしっかりと検索表示されるし、訪問者も平均的レベルなら問題なく集まるだろう。
無料ホームページを使うべきでない場合
ホームページから問い合わせ・集客を促したい
こういった集客目的でホームページを持つ場合、自作の無料ホームページで運用すべきではない。
ホームページからのコンバージョン(問い合わせ・資料請求)を増やしたい場合、重要なのはデザインの良し悪しではなく、ホームページのコンテンツ内容である。
どういったキャッチフレーズ・画像をどういった配置でページ構成をすれば訪問者を問い合わせに導くことができるかどうかだ。
これには豊富なノウハウとデータが必要である。
例えば、バナー画像は配置を上下に数pxズラすだけでクリック率が10%変動する。
また、問い合わせボタンはボタンの配色次第でクリック率が15%も変動する。
こういった緻密なデータを積み重ねたホームページと、初心者の作ったホームページではコンバージョン率に大きな差が表れる。
結果、自身でホームページを作りアクセス数も増え続けているにも関わらず全く問い合わせがこないといった相談が多数寄せられるのが現状だ。
それでも自身で無料ツールを使ってホームページを作りたい場合は以下の記事を参考にしてページを構成してみて欲しい。
ホームページからのコンバージョンを増やすためのノウハウが記載されている。

おすすめの無料ホームページ作成ツール
次に、数多ある無料ホームページ作成ツールの中からお薦めできるものを何点かご紹介したい。
WIX

WIXは利用者1億人を誇るホームページ作成ツールだ。
豊富な種類のデザインテンプレートとカスタマイズの自由度が特徴であり、HTML等の知識がなくともデザインを自由にアレンジすることができる。
無料会員の場合は独自ドメインは使用不可となっており、自ページの上下に広告が表示される。
また、容量も500MBとなっているため有料会員にて運用するのが良いだろう。
料金プラン | 無料会員 | コンボプラン | 無制限プラン |
---|---|---|---|
月額料金 | 無料 | 842円 | 1,267円 |
容量 | 500MB | 3GB | 10GB |
広告表示 | 有 | 無 | 無 |
商用利用 | ◯ | ◯ | ◯ |
独自ドメイン | ☓ | ◯ | ◯ |
jimdo(ジンドゥ)

Jimdoはドイツ製のホームページ作成ツールだが、国内版はKDDIウェブコミュニケーションが運営している。
HTMLの知識がなくともスマホから簡単に更新できるなど使い勝手が良く、そのためJimdoを使用したホームページは世界で1500万サイトを超える。
こちらも無料会員では独自ドメインが使用できず広告も表示されるため、会社ホームページを運営する場合は有料会員で運用するのが好ましい。
料金プラン | 無料会員 | プロ | ビジネス |
---|---|---|---|
月額料金 | 無料 | 945円 | 2,415円 |
容量 | 500MB | 5GB | 無制限 |
広告表示 | 有 | 無 | 無 |
商用利用 | ◯ | ◯ | ◯ |
独自ドメイン | ☓ | ◯ | ◯ |
はてなブログ

次にご紹介するのは名前の通りブログサービスであり、上記2つとは少し違うものだ。
このはてなブログは非常に拡散性に優れており、検索上位表示もされやすい。
問い合わせや見込み客の獲得には不向きであるが、会社の知名度を上げたい・新しい情報を配信することで顧客離れを防ぐといった目的で使用するならば良い選択肢だろう。
料金体系も無料会員か月額600円の有料会員の2種類のみとなっており、有料会員になることで独自ドメインの使用、ページ表示速度の改善が可能となる。
WordPress

最後にご紹介するのがWordPressだ。
このWordPressは世界No,1のシェアを誇るCMSであり、信じられないことに世界中のWebサイトの33%はこのWordPressを使用して構築されている。
カスタマイズ性・機能面共に他ホームページ作成ツールを凌駕しているものの、HTML・CSSといった専門知識が必要不可欠なため敷居が高いのがネックとなっている。
最良の選択とは
会社ホームページをこれから作ろうと考えている方にとって、ツール選びは大きな選択だろう。
冒頭でも述べたように、名刺代わりのホームページならば無料ツールで自作してみるのも良いだろう。
しかし、ホームページからの集客を考えている方にはやはり制作会社に依頼してコンバージョンの獲得できるホームページを持っていただきたい。
WordPress製のホームページならば、制作会社に依頼しても比較的安価で制作することが可能だ。
これは私たちが制作会社だから言っているのではない。
自作したもののコンバージョンが全く獲得できず、結局は制作会社に相談へ訪れる方を数多く見てきたからだ。
ホームページ運用に悪戦苦闘し、膨大な時間を無駄にしないように慎重に選択していただきたい。

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