「そろそろホームページの更新をした方が良いっていわれたけど、いったい何をすればいいんだ」と悩んでいないだろうか?
ホームページの更新は、定期的に行なわなければお客様からの信頼性や検索順位をガクンと落とすことになる。
せっかく時間と手間をかけて作ったホームページが、ずっと良い成果を残してくれるかどうかは、更新の有無にもかかってくるわけだ。
でも、ホームぺージの更新って難しそう
手間がかかる場合もあるけど、手順を守れば初心者でも更新はできるよ
今回は、ホームページの更新を自社で行う方法について詳しく解説する。
さらに、自社でホームページを更新するメリット・デメリットと、業者にホームページを更新してもらうメリット・デメリットについてもお話するので、参考にしてみてほしい。
ホームページの更新を行う重要性
なんとなく面倒くさそうな響きのある言葉、ホームページの更新。
ただ、これを行わなければいけないのは以下2つの理由があるからだ。
- 信頼性を獲得できる
- 検索順位が下がることを防げる
信頼性?検索順位??
これから一緒に勉強していこう
信頼性を獲得できる
ホームページの更新を行う理由の1つが、信頼性を獲得できるということ。
例えば、Googleで検索して見つけた記事の更新日が10年前だったらどのように思うだろうか?
いくら検索結果の1ページ目に出てきたとしても、「この情報って本当に合っているのか…?」と不安に感じるだろう。
また、気になる会社のホームページを訪れた際、新着記事の欄が10年前で止まっていたら、「あまりやる気がない会社なのかな」と嫌悪感を抱く方もいると思う。
今回は10年も更新が止まっている大げさな例を出したが、gooランキング調査では「企業のウェブサイトで困ってしまうことランキング」の1位に「情報が数ヶ月間更新されていない」がランクインしていた。
つまり、ユーザーは10年どころか数ヶ月更新されていないだけで、会社に対する不信感を感じることもあるのだ。
定期的にホームページの更新をすれば、「マメな会社で信頼できるな」「また今度訪問してみよう」と信頼性を獲得できる。
検索順位が下がることを防げる
ホームページの更新を行う2つめの理由は、検索順位の下降を防げるということ。
というのも、Googleを代表とする検索エンジンは、品質の低いページが量産されているホームぺージの検索順位を下げる傾向にあるから。
更新頻度が低くなるとコンテンツ内の情報は古くなり、場合によってはユーザーが閲覧している時点で正しくない情報が公開されることもある。
このような品質の低いコンテンツは、検索エンジンから良い評価を受けないため、結果として検索順位が落ちてしまうのだ。
ホームページの検索順位が下がると、アクセス数は大きく落ちるもの。
seoClarity(SEOクラリティ)が公開している調査結果では、検索順位ごとのクリック率は以下のようになっている。
検索順位 | クリック率 |
---|---|
1位 | 13.94% |
2位 | 7.52% |
3位 | 4.68% |
4位 | 3.91% |
5位 | 2.98% |
6位 | 2.42% |
7位 | 2.06% |
8位 | 1.78% |
9位 | 1.46% |
10位 | 1.32% |
ホームページの更新を忘れずに行っていれば、勝ち取った検索順位の下降、そして集客力の低下を防ぐことができるのだ。
具体的に何が「更新」に該当するのか
更新なんてお知らせ欄を月数回更新すれば良いんでしょ?と安易に考えるのは危険である。
SEO面に注力する場合、更新については下記のルールが存在しているので必ず覚えておこう。
- 更新とは、「新規ページを作成する」「既存ページ内の情報を更新する」の2つが当てはまる。両方をバランスよく継続することが重要である。
- TOPページだけではなく、全ページを適切に情報更新し続けるのが好ましい。適切とは、例えば税理士事務所のホームページにおいて消費税率をブログで解説している場合、税率変更があった際に過去記事の修正を行う等。
- 会社概要ページ・問い合わせページ等、更新の必要がないページを無理に更新する必要はない。あくまで適切な修正が必要である。
ホームページを自社で更新する方法
こちらでは、ホームページを自社で更新する方法として具体的な手順をお話する。
CMSは初心者の方でも比較的更新をしやすいが、HTMLで制作されている場合は工程が複雑になるので、1つずつ丁寧に行っていこう。
CMS?HTML?
順番に説明しよう
CMSとHTMLのどちらで制作されているか確認する
まずは、ホームページがCMSとHTMLのどちらで制作されているかを確認しよう。
- CMS:ウェブサイトを簡単に構築するためのシステムの総称
- HTML:Webサイトを構築するためのプログラミング言語
CMSとは、ホームページのテキストや画像、デザインなどを一元的に管理・更新できるシステムのこと。
代表的なCMSには、WordPress・WIX・JIMDOが挙げられる。
一方、HTMLとはホームページを作成するために使われるプログラミング言語を指す。
システムではなく、HTMLによって作られたものは、ホームページ全体のレイアウトに関して自由度が非常に高いものの、専門知識のない方が更新するのはハードルが高い。
CMSとHTMLのどちらで制作されているかによって、更新方法も大きく変わってくるので、最初にチェックしておこう。
CMSで作られたホームページの更新方法
全てのCMSには簡単に更新作業を行えるように管理画面が用意されている。
例えば、世界中の30%以上のWEBサイトを構築するCMS「WordPress」の場合は下記のような管理画面となる。
CMSで制作されているホームページの場合、以下の手順で更新していく。
- CMSの管理画面にログインする
- 編集画面を開く
- コンテンツを書き換える
- プレビュー画面で確認する
- 更新する
また、管理画面にログインするためにはほとんどのCMSにおいて「ID」「パスワード」の2つが必要になるはずだ。
IDとパスワードはホームページを作成した際に設定したはずだ。
もし忘れてしまった場合は各CMSにてパスワード再設定など適切に進めよう。
また、自身で更新を行う際は下記2点に気を付けて進めるのが良い。
- 更新後に表示崩れがないかパソコン・スマートフォン両方から確認する
- プラグイン等を使ってバックアップを取る
CMSは誰にでも簡単に更新できる反面、予想外のレイアウト崩れが起こる、誤って必要な情報も削除してしまう等のトラブルも多い。
簡単であっても慎重にバックアップを取りながら更新する癖をつけるのが好ましい。
HTMLで作られたホームページの更新方法
HTMLで制作されたホームページの場合は、サーバーからダウンロードしたファイルを直接編集する必要がある。
上級者向けの作業であり、一つのミスでホームページ全てを消してしまう可能性もあるので、基本的にプロへ依頼するのが好ましい。
また、具体的には以下の手順で更新することになる。
- FTPソフトを起動してサーバーに接続する
- サーバーからホームページのデータをダウンロードする
- 該当ページのデータを更新する
- 上書きしたデータをサーバーにアップロードする
- 上手く表示されているか確認する
サーバーからファイルを転送するための通信規格。FTPを繋げる際にホスト・ユーザー・パスワード3つの情報が必要になる。
繰り返すが、HTMLページの更新はCMSでの更新に比べて非常に複雑な作業になる。
少しでも疑問に感じた方は、業者に任せるのがベスト。
自社にエンジニアがいない場合は、ホームページ制作業者に依頼することで不要なトラブルを防げるだろう。
自社でホームページを更新するメリット・デメリット
ホームページ更新を外注した場合は費用がかかるため、なるべく自社で済ませたい方も多いと思う。
そこで、自社でホームページを更新するメリット・デメリットについて触れておくので参考にして欲しい。
NO外注!!
まあ気持ちはわかる
メリット
自社でホームページを更新するメリットは下記2点となる。
- コストを抑えられる
- 新しい情報をすぐに公開できる
業者に依頼するとどうしても更新費用が掛かるが、自社更新の場合は0円に削減可能である。
ちなみに、更新作業に掛かる費用の相場は下記のようになる。
- 一部テキストの修正:1,000~3,000円
- 画像の変更:500~2,000円
- 新しいページの作成:5,000円~
また、外注した場合は更新作業完了まで3~5日掛かるケースが多く、臨時休業の案内などの場合は間に合わないといった事も多々ある。
自社更新することで、そういった時間のロスも防ぐことができるのだ。
デメリット
また、自社でホームページを更新するデメリットは以下の2つだ。
- 更新方法を学ぶ必要がある
- 担当者が不在の場合は更新できない
専門知識がない場合は、CMS・HTMLとどちらで制作されたホームページであっても必ず更新方法を学ぶ必要がある。
CMS・HTML両者の更新方法をマスターするのに掛かる時間はおおよそ以下のイメージになる。
- CMS更新(3時間程度):管理画面の操作方法を覚えるだけで良い
- HTML(10時間~):プログラミング言語の基礎自体を覚える必要がある
HTMLはもちろんのこと、CMSの場合でも誤ってホームページのデータを消してしまう事態も十分考えられるので、十分に対応できる知識は必須だろう。
さらに、仮に自社スタッフが更新方法をマスターしたとしても、その担当者が退職・休職してしまうと一切更新が不可能になる。
業者にホームページ更新を委託するメリット・デメリット
こちらでは、業者にホームページ更新を外注した場合のメリット・デメリットも解説したい。
自社で対応する場合と比較して、どちらが得をするか検討してみよう。
外注したら暇になったからコンビニ行こ!
その分働け
メリット
業者にホームページを更新してもらうメリットは、以下の通り。
- 本来の仕事に集中できる
- Web集客全般の相談もできる
外注することで得られる一番のメリットは、本来の仕事に集中できること。
「プログラミングの勉強」「ページ更新」「失敗した際の修復作業」等々、必ず数十時間以上は掛けることになる時間を全て本業に向けることができる。
また、近年のホームページ制作会社はWeb広告やSNS運用などWebマーケティング全般に精通している会社が多い。
そういった制作会社と仕事を行うことで、必然的にWebマーケティングに関する様々な相談が可能になる。
デメリット
業者にホームページを更新してもらうデメリットは、費用がかかるということ。
更新費用の一般的な相場は以下の通り。
- 一部テキストの修正:1,000~3,000円
- 画像の変更:500~2,000円
- 新しいページの作成:5,000円~
※保守管理を依頼している場合、簡易的なテキスト・画像変更は無料で行ってくれる会社が多い
先述したように、自身で更新方法を学んで作業する場合、必ず年間数十時間の時間を要する。
その時間と費用を天秤にかけて外注すべきか否かを判断する他ないだろう。
まとめ
今回は、ホームページの更新を自社で行う方法について詳しく解説した。
ホームページの更新は信頼性や検索順位に関わることなので、定期的に行うことが大切。
ただ、専門知識なしに更新を行うと、データが消えるリスクや時間・手間がかかるなどのデメリットがあるため、業者に依頼すると安心だろう。
「何から手を付ければいいのかわからない」という方は、ご相談に乗らせていただくので私たち富山工房へ無料相談をしていただきたい。