ホームページを自作したい、フリーランスになりたい場合、プログラミング言語の習得は必須となってくる。
しかしプログラミング言語にも数多くの種類があり、どの言語を勉強すべきか判らずお困りの方も多いだろう。
そういった方に向け、この記事ではホームページ作成に必須のプログラミング言語とその学習方法をご紹介したいと思う。
- どのプログラミング言語から覚えるべきか
- プログラミング言語の学習方法
- 学習にギブアップした場合の保険
そもそも、ホームページとは?
話が少し逸れてしまうが、あなたは「ホームページ」の正確な意味をご存じだろうか?プログラミング言語の前に必ず理解しておくべきことだ。
一般的に日本では、ホームページを「WEBサイト」の同義語として認識している。
しかし正しくは以下のようにホームページは定義されている。
Webサイトのトップページ(一番最初に表示されるページ)
日本国内においてはホームページ=Webサイトという認識で問題ないが、本来は違う意味と言うことはプログラミングを学ぶ以上知っておくべきだ。
ちなみに、Webサイトは「Webページの集合体」を指し、そのWebページは「Web上に公開されている情報コンテンツ」を指す。
予習が終わったところで、それらのホームページを構成するプログラミング言語の説明に移りたいと思う。
ホームページ作成に必要なプログラミング言語
ホームページを作成する上で必要なプログラミング言語は下記の4つとなる。
- HTML
- CSS
- PHP
- JavaScript/jQuery
HTML
HTMLとは、ホームページを作成する上で最も重要な言語である。
HTMLとはHyper Text Markup Language(ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)の略称であり、ホームページの骨格を形成する役割を担っている。
HTMLを用いることでWebページ上に文字を表示させたり、画像を貼り付けたり、リンクを設置したりすることが可能となる。
例えば、上の文章はソースコードを見ると下記のようになっている。
- <p>HTMLを用いることでWebページ上に文字を表示させたり、画像を貼り付けたり、リンクを設置したりすることが可能となる。</p>
文字を囲んでいる<p>は段落要素と呼ばれ、テキスト段落を表示するHTMLの一種である。
CSS
CSSはHTML同様にホームページ作成には必須の言語の1つ。
CSSはCascading Style Sheets(カスケーディング・スタイル・シート)の略称で、デザイン・装飾機能を担うプログラミング言語である。
CSSを利用することで文字を赤色にしたり、文字を大きくしたりすることが可能となる。
例えば、上の文章のソースコードは下記のようになっている。
- <p>CSSを利用することで<span style=“color: #ff0000;”>文字を赤色にしたり</span>、<span style=“font-size: 20px;”>文字を大きくしたり</span>することが可能となる。</p>
先ほどのHTMLのソースコードとは違うことがお判りいただけるはずだ。
PHP
PHPはホームページ上で様々な動的機能を構築する際に用いられるプログラミング言語である。
PHPはPHP: Hypertext Preprocessorの略語で、「PHPはHTMLのプリプロセッサである」とも説明されている。
動的機能とは、下記のような具体例が挙げられる。
- 問い合わせフォーム
- ログイン機能
- Web決済
PHPは一見習得が難しそうに思わがちだが、プログラミング言語の中では比較的難易度の低いとされている。
JavaScript(jQuery)
JavaScriptはホームページに「見た目の動き」を付けるために用いられるプログラミング言語である。
具体的には画像がスライドで切り替わったり、ボタンをクリックするとメニュー一覧が展開したりする機能において使用される。
また、jQueryとはJavaScriptを進化させ、より簡単にJavaScriptの使用を可能にするプログラミング言語である。この2つはセットで習得するのが基本とされている。
こちらもホームページを作る上で必須レベルのプログラミング言語と言っても過言ではない。
どの順番でプログラミング言語を勉強すべき?
以上、4つのプログラミング言語をご紹介してきたが、一体どれから手を付けるべきか迷う方も多いだろう。
ホームページ作成を目的とする場合、下記の順番で勉強すべきだ。
- HTML&CSS
- JavaScript(jQuery)
- PHP
4つも覚えるのか・・・と愕然とされる方も多いと思うが、1つのプログラミング言語をマスターしてしまえば、2つ目・3つ目の言語をマスターするのは比較的簡単である。
では次に、プログラミング言語はどうやって学習すべきかについても触れておきたい。
プログラミング言語の学習方法
プログラミング言語の学習方法には下記の3つがある。
- プログラミングスクールに通う
- プログラミング学習サイトを使う
- 本で勉強する
それぞれの方法をわかりやすく解説したいと思う。
プログラミングスクールに通う
3つの学習方法の中で最もお勧めの方法である。コストはそれなりに掛かるものの判らない箇所は講師に質問できるので圧倒的に習得スピードが速い。
また、色々な相談もできるのでモチベーションを維持しやすいのが最も大きなメリットかも知れない。
最近ではオンラインスクールも増えているため、自宅でも良質な学習を進めることができる。
プログラミング学習サイトを使う
また、ネット上でプログラミングの学べる学習サイトも存在する。
代表的な学習サイトは下記の通り。
学習サイトはレベルに応じて問題を与えられるので効率よく学べるものの、間違った場合に「どこが違うのか」「何故これではダメなのか」を解説まではしてくれないのが難点。
本で勉強する
最後に紹介するのが書籍を購入して独学で学習する方法である。
最もコスパが良く、通勤時間などを使って効率よく学習できるものの、挫折してしまう方の割合が高い方法でもある。
プログラミング学習のできる書籍に興味のある方は是非下記の記事もご覧頂きたい。
プログラミング言語の習得が難しい場合
また、学習方法の発達と共に「プログラミングなんて簡単」とは言われるようになったものの、習得難易度の感じ方は人それぞれである。
勉強にも得手不得手があるようにプログラミングにも得手不得手があって当然。習得するまでが途方もない道のりに思える方もいるだろう。
そういった方にお勧めしたいのがCMSでのホームページ作成である。
CMSとは、「コンテンツ管理システム」とも呼ばれ、プログラミング知識がなくてもホームページ作成を可能にするシステムである。
コンテンツ管理システムでは、技術的な知識がなくても、テキストや、画像等の「コンテンツ」を用意できれば、ウェブによる情報発信をおこなえるように工夫されている。また、テンプレートの選択により全体のデザインを容易に変更することができるなど、省力化にも役立つ。多くのインターネットサービスプロバイダでは顧客サービスの一部に、コンテンツ管理システムを活用した「簡単ホームページ作成」といったメニューが用意されており、自社で独自のコンテンツ管理システムを開発しているウェブ制作会社も少なくない
引用元:Wikipedia
CMSの代表例としてJimdo、Wixなどが挙げられるが、機能詳細については下記記事にまとめてある。
まとめ
以上、ここまでホームページ作成に必要なプログラミング言語について解説させて頂いた。
記事内で紹介した4つの言語はホームページ作成以外でも様々な面で重宝される言語ばかりである。
覚えることで今後のあなたの作れるモノ、仕事の可能性が無限大に広まるだろう。