これから整体院を開業される、既に開業している施術所の集客を強化したい場合にホームページを作ろうと考える方は多いだろう。
ホームページ製作費をなるべく安く抑えようとして実績の少ない格安制作会社やフリーランスに制作を依頼する方も多いが、ホームページ納品後にトラブルが多いのもマッサージ事業(整体院・鍼灸院・接骨院)の特徴でもある。
そのような参事が起こらないようにするため、ホームページ制作に関する注意点を解説したいと思う。
この記事を読むことで、以下の3点を理解いただけるだろう。
- 整体院経営におけるホームページの必要性
- ホームページ制作で絶対に外せないポイント
- 整体業界に精通した制作会社
無料ツールを使ってご自身でホームページを作る際もきっと役立つ内容なので是非ご覧いただきたい。
整体院ホームページの必要性
整体院の施術所は年々増えており、2018年には全国で約5万軒、整骨院や鍼灸院といった治療院全体を含めると14万軒にも上る。
14万軒と聞いてもピンとこないかも知れないが、コンビニエンスストアの店舗数が全国で5万5千軒と聞くと驚かれる方も多いだろう。
整体院業界は完全な供給過多であり、倒産数も年々増加傾向にある。
一方、インターネット利用者も年々増加しており、総務省の発表によると現在では70代のお年寄りであっても46.7%の方がインターネットを利用している。
こういったデータを見る限り、ホームページの必要性は確実に年々増してきている。
整体院ホームページ制作の4つのポイント
ホームページを作る際、最も重要であり難しいのが制作会社選びだ。
ホームページを使ったWeb集客が成功するか失敗するかは制作会社選びで決まるといっても過言ではない。
ここからは制作会社選び、そして打ち合わせ時に気を付ける4つのポイントを解説したい。
この4つを理解しておけば、ホームページ制作で失敗をすることはまずないだろう。
改定医療広告ガイドラインに則る
整体院に限らず医療類似行為に該当するビジネスのホームページを作る際、一番気をつけるべきことが2018年6月に施行された改定医療広告ガイドラインの基準に則ることだ。
2018年6月以前からも改定医療法・医療法によって広告は規制されてきたが、あくまで医師または歯科医師のみを対象とした法律であった。
しかし2018年に施行された改定医療広告ガイドラインには、医師・歯科医師に限定せず医療に関する情報を発信している人物すべてが規制対象であると記述されている。
医師若しくは歯科医師又は病院等の医療機関だけではなく、マスコミ、広告代理店、いわゆるアフィリエイター、患者又は一般人等、何人も広告規制の対象とされ
改定医療広告ガイドライン
るものである。
また、日本国内向けの広告であれば、外国人や海外の事業者等による広告(海外から発送されるダイレクトメールやEメール等)も規制の対象である。
最悪の場合ガイドライン違反は刑事罰にもなる得るため、制作会社を選ぶ際は医療関係のホームページ制作実績が豊富な会社を選ぶと良い。
集客エリアを1つに絞りtitleタグに含める
titleタグとは、名前の通りホームページのタイトルでありGoogle検索などでヒットした際に反映して表示される。
このtitleタグは検索順位を左右するSEOに影響を与えるため非常に重要な役割を持つ。
titleタグに含まれないキーワードで検索をしてもホームページが表示されることは基本的にないため(あくまで基本)、このtitleタグには必ず「整体院」「集客地域」のキーワード2つを含めることが鉄則となる。
そうすることで近隣のユーザーが[地域名 整体院]などのキーワードで検索した際に自身のホームページが表示されやすくなる。
titleタグに含める地域名を選定する際、気を付けるべきことは以下の2つである。
- 広すぎるエリア名を設定しない
- 複数のエリア名を設定しない
この2点について簡単に説明したい。
広すぎるエリア名を設定しない
より多くのユーザーに来てもらおうと考え、titleタグに市町村名ではなく地道府県名を含めているホームページがたまに見受けられる。
しかし考えてみてほしい、あなたは整体院を探す際に[都道府県名 整体院]のキーワードでネット検索するだろうか。
きっと距離範囲を絞り込み、近場の整体院を探すはずだ。
エリア名に関しては交通の便などの条件によって変動するため、一概に半径何キロが商圏だと決めつけるのは安易である。
近隣のユーザーがどういったエリア名で区切り検索をしているのかはGoogleのキーワードプランナーを使って調べることができる。
キーワードプランナーは基本無料だが、Google広告を出稿しているユーザーのみが利用できる仕様となっている。
制作会社ならばほとんどが使用できるはずなので、自分から積極的にエリア名の調査を依頼しよう。
複数のエリア名を設定しない
もう1つよく見受けられる失敗パターンが、titleタグに複数のエリア名を含めるホームページだ。
titleタグに含めるキーワードは2~3個がベストであり、それ以上増やすと各キーワードにパワーが分散してしまいマイナスの結果を生むだろう。
titleタグに含めるエリア名は基本的に1つ、多くとも2つまでに抑えよう。
Googleマップを埋め込む
基本的に電話帳のタウンページに掲載されている事業所は全てGoogleマップ上にも反映されており、そのGoogleマップをホームページ内に埋め込むことでユーザビリティの向上に繋がる。
また、検索順位を決定するためにWeb上の情報収集をしているGoogleクローラーに施術所の所在地・そのエリアに存在する事実を伝えることもできるため、SEO的にも効果がある。
Googleマップの埋め込む方法は非常に簡単で、以下の手順で進めることができる。
まずGoogleマップを開き、自身の施術所を検索しよう。すると施術所の情報が表示されるので「共有」と書かれたボタンをクリックする。
すると小さなウィンドウが開くので「地図を埋め込む」を選択し、「HTMLをコピー」をクリックする。
そしてコピーしたHTMLコードをページに貼り付けるだけで埋め込み完了だ。
もし自身の施術所がGoogleマップに表示されていない場合は簡単に登録できるので下記の記事を参考に進めてみてほしい。
ホームページ内にブログを設置する
整体院に限らず全ビジネスにおいて、ホームページブログは必須だ。
ブログを定期的に更新することでリピート率も高まり、何よりもSEOにおいて絶大な効果を発揮する。
もちろん、ブログなら何を書いても良いというわけではない。
SEOライティングと呼ばれるライティング技術が必要になってくるが、最低限以下の3つを守っていただければ大丈夫だ。
- 整体・健康に関する内容の記事のみを作る。
- 記事タイトルは具体的なものにする。具体的な記事タイトルの付けられないレベルの中身のない記事は作らない。
- 1記事あたり1500文字以上を目指す。
上記3点を守ったうえで、まずは30記事作成を目指してほしい。
よほど競合の多いエリアでない限り、その成果が検索順位となって表れるはずだ。
整体院専門のホームページ制作会社はあるの?
ここまで整体院ホームページを作る際のポイントを解説してきたが、いざ制作を依頼するとなると制作会社選びという大きな難問が立ちはだかる。
改定医療広告ガイドラインなどに精通する制作会社に依頼するのが好ましいが、どの制作会社が整体院ホームページ制作のノウハウに長けているかを判断するのは困難だろう。
そんな中、株式会社ユニソンプラネットという医療系ビジネス専門の制作会社が存在する。
会社名 | 株式会社ユニソンプラネット |
対応エリア | 全国対応 |
特徴 | 整体院~病院までの医療関係ホームページ専門 |
公式サイト | https://unison-planet.jp/ |
制作実績も1000件を超えており、集客運用に関してもノウハウに長けている。
無料相談も随時行っているので頼れる存在になるだろう。
整体院ホームページ制作まとめ
無料ツールを使ってご自身でホームページを作るのも良いだろう。
しかし、初期投資をしてでも制作会社に依頼することを強くお勧めする。
これは富山工房が制作会社だから言うのではない。初期投資を削って自主制作した方が結果的に収益面でマイナスであることを示す事例を散々見てきたからだ。
整体院の数は年々増え続けており、ホームページ集客の競争率も激化している。
まずは制作会社に相談をしながら色々と勉強をするのも良いだろう。