
Googleマップ上で自社が登録表示されているか、これはビジネスの売上をも左右する重要なことである。
例えば、居酒屋と検索するだけで通常の検索結果の上にローカル検索結果(近場の店舗情報一覧)が表示される。



このローカル検索にあなたの店舗(会社)をさせるにはGoogleマイビジネスに会社情報を登録する必要がある。
そこでこの記事では、Googleマップ上に会社情報を表示させるためのGoogleマイビジネスの登録方法を解説したい。
10分ほどで簡単にできる内容なのでゆっくりと読み進めてほしい。
Googleマイビジネスに登録する方法
Googleマップ上に店舗(会社)を適切に表示させるためには下記の操作が必要となる。
- Googleマイビジネスに登録する
- ビジネスオーナー確認用のコード取得
- ビジネス情報の詳細設定
Googleマイビジネスとは、Googleが無料で提供しているPRツールだ。
また、そこに掲載されている情報の信頼性を高めるために「オーナー確認」というシステムがある。


決して難しくはないので、ゆっくりと1つ1つ進めていこう。
Googleマイビジネスに登録
まず Googleマイビジネスにアクセスして、「ご利用を開始」をクリックする。
Googleアカウントが必要になるので、もしお持ちでない方は公式ページからアカウントを作成しておこう。
すると次画面にアクセスするので、会社名を入力して[Googleにビジネス情報を追加]をクリックする。

会社名を入力した際、ゼンリン地図と照合して同じ名前の会社がいくつか表示される場合がある。
その場合、所在地を確認して自身の会社が表示されているならば、そちらを選択してから [Googleにビジネス情報を追加] をクリックしよう。

次にビジネスカテゴリの設定となる。
こちらも「飲食店」「歯医者」など、検索ユーザーがあなたのビジネスを見つけるのに最もメジャーで適したワードを入力すると選択できるジャンルが表示される。
その中から最適なカテゴリを選択して[次へ]をクリックしよう。

続いてユーザーの訪れる店舗の確認画面に移る。
飲食店や美容院など、ユーザーが来店するビジネスの場合は「はい」、出張型のビジネスの場合は「いいえ」にチェックを入れて[次へ]をクリックしよう。

次にビジネス所在地の確認に進む。
※前項で「いいえ」を選択した方は「サービス提供地域」まで読み飛ばしてください
国・都道府県を選択後、郵便番号と住所を入力して「次へ」をクリック。もし既に所在地が入力されている場合は間違いないことを確認して、そのまま進もう。

次の画面で赤色のピンを動かして店舗の正確な場所を設定してから[次へ]をクリックする。

続いてサービス提供地域を設定していく。
都道府県や市町村などを入力すると選択肢が表示されるのでクリックをして選択しよう。
サービス提供地域は複数地域の選択も可能、その逆に提供地域が限定でない場合は設定せずに進むこともできる。

すると電話番号と住所入力に進むので両方を入力後に[次へ]をクリックしよう。
「ご自身の情報に基づいて無料ウェブサイトを作成します」を選択すると、マイビジネスの設定後に無料の簡易ホームページ作成がはじまる。ちなみに、「ウェブサイトは不要です」を選択しても後から簡易ホームページは作成することができるので安心して頂きたい。

このページが表示されるとマイビジネスの登録は一旦完了となる。
更に[次へ]をクリックしてビジネスの詳細設定へ進む。

ビジネスの形態によっては上記画面ではなく、「確認のため、送付先住所を入力してください」という画面に左遷する場合がある。その場合は、一旦オーナー確認を参考に作業を進めて頂きたい。
ビジネスの詳細設定
まずは営業時間の設定となる。初期設定では全て定休日になっているので、営業している曜日をクリックして営業時間を設定していこう。入力後、[次へ]をクリックする。

続いてメッセージ機能のオンオフ設定を行う。
メッセージ機能をオンにすることでGoogleマイビジネスからユーザーが直接質問などを送ることが可能となる。
オンかオフを選択後、[次へ]をクリックしよう。

この次あたりから業種によって違う設定項目に進み出す。例えば飲食業の場合は「テイクアウトが可能かどうか」などだ。
質問内容は業種によって違うため説明は省かせていただくが難しい質問はない。
この記事に載っていない質問が表示されても安心して各自進めていこう。
そしていくつかの質問を終えると「ビジネスの説明」設定に移るので、750文字内で入力しよう。
ここはユーザーにも公開されるので、お店の特徴やおすすめメニューなど、ビジネスに関心を持ってもらえるような説明文が好ましい。そして入力後は[次へ]をクリックして次へ進む。

続いて写真の追加画面に移る。ここでは「店舗外観」「店舗内観」「スタッフ」「商品」などの写真を追加しよう。
[写真を追加]をクリックすると端末の写真をアップロードできるので、最低1枚の写真をアップ後に[次へ]をクリックする。

写真追加の次は、Google広告の宣伝ページへと左遷する。
「Google広告でビジネスを宣伝しましょう」と表示されるが[スキップ]をクリック。

この後、「お客様のビジネスプロフィールはあと少しで完成します」とメッセージが出た場合はこちらも[続行]をクリックしてそのまま進めよう。すると下記の画面に切り替わるはずだ。

こちらがGoogleマイビジネスの管理画面となり、このページに辿り着いたということは、あなたのビジネスが登録されたことを指す。
最後に、あなたがこのビジネスのオーナーであることを証明するためにオーナー確認用のコード取得を行う必要がある。
オーナー確認用コードの取得
オーナー確認とは、登録されたビジネスが本当に存在するかの確認作業。オーナー確認を済ませることでより多くの機能が使えるようになるため、必ず済ませておこう。
また、ビジネスによってはオーナー確認が既に完了している場合もあるので、下記を読みながら必要かどうかを判断して欲しい。
Googleマイビジネスの管理画面内に「オーナー確認が必要」という項目があるので[今すぐオーナー確認]をクリック。
もし、この項目がない場合はオーナー確認の必要がないということになる。

次の画面では、確認用コードの記載されたハガキの郵送先を記載する必要がある。住所を正しく入力して[次へ]をクリック。
ビジネスによっては「確認用コードを電話で受け取る」という選択欄が表示される場合がある。もし電話での確認が選択可能な場合は電話で受け取ることをお勧めする。
そういった選択肢が表示されていない場合はこのまま郵送手続きを進めよう。

最後に宛先を入力して[郵送]をクリックすれば郵送設定の完了である。
通常10~20日程度で確認用コードの記載されたハガキが届くので、その確認用コードを入力することでオーナー確認完了となる。

確認用コードを受け取った後は、Google マイビジネスにログインをして、メニューの [オーナー確認を行う] または [今すぐオーナー確認] ボタンをクリック後、コードを入力しよう。
以上でGoogleマップに会社名を登録させるまでの作業は終了となる。
Googleマップ上に会社情報が反映されるまでの時間はバラバラで、数日から一週間程度掛かる場合もあるので気長に待とう。
最後に、ローカル検索での表示順位を上げるためのMEO対策についても簡単に触れておきたい。


ビジネス情報の詳細設定
Google公式では以下のようなコメントを発表している。
Google マイビジネスの管理画面に最新のビジネス情報を入力すると、ローカル検索結果の掲載順位が改善し、Google 検索や Google マップで効果的にビジネスを宣伝できます。
ローカル検索結果は、検索語句との関連性が十分に高いものが表示されるため、ビジネス情報の内容が充実しているほど、検索語句と一致しやすくなります。
Googleマイビジネスヘルプ
つまり、マイビジネスのアカウントから詳細項目を設定することで、表示順位の改善も見込めるということだ。
先ほど作成したアカウントからマイページにログインすると、業態カテゴリー・曜日毎の営業時間・バリアフリー対応などその他属性・写真追加と、様々な設定項目があるので全て記載しておこう。
オーナー確認を済ませても表示されない場合
また、稀にオーナー確認を済ませ、一定期間が過ぎてもなおGoogleマップ上に店舗(会社)が表示されない場合がある。
その理由、解決方法もブラックボックスとなっており詳細は不明だが、見方としては「その場所にその内容のビジネスが本当に存在するのかGoogle側が確認できていない」と捉えるのが正しい。
こういった場合は少しでもGoogle側に事業内容をアピールするために、マイビジネスアカウントにログインをして営業時間等の詳細設定を全て記載しよう。
特に、ユーザーが求めているだろう写真を多く登録することも有効である。
飲食店ならば商品画像、学習塾ならばユーザーが訪れやすいよう建物全体の画像など、どういった画像があればユーザーの利便性が上がるかを考慮して登録しよう。
また、ホームページをお持ちでない場合は、Googleが無料で提供しているG Suiteで簡易ホームページを作ろう。
こういったアピールの積み重ねでGoogleマップにも必ずあなたの会社情報は反映されるはずだ。

