ホームページを作った後、一番重要なのはそこにどうやってアクセスを集めるかということです。
どんなに優れたホームページあっても、観てくれる人がいないのでは収益が生まれることはありません。
インターネット上には膨大な数のホームページが存在しています。
その全てを対象とした正確なデータはありませんが、ホームページ全体の半数は1日10人以下のアクセス数だと言われています。
また、1日100人以上のアクセス数があるならば、それはホームページ全体の上位1%に入るでしょう。
そんな中、富山工房では、ホームページ運用開始4ヵ月を経過したクライアントさま全てが、上位1%の仲間入りを果たしています。
そして年単位の時間を掛けて更に成長し続け、いくつものホームページが月間100万アクセスを記録してきました。
この記事では、その上位1%の中の更に上位1%に入るための施策を解説していきます。
最初にまず、アクセス流入元にはどういった種類があるのかを理解していきましょう。
アクセス流入元の種類
ホームページを含むWebサイト全般において、アクセス流入元には大きく分けて、ソーシャルメディア、PPC広告、リピーター、検索流入の4つがあります。
結論から述べると、従来型のホームページに限ってはそのどれもが大きなアクセス流入元にはなり得ません。
それぞれの理由を個々に説明していきますが、面倒な方は読み飛ばして頂いて結構です。
その後に説明する、改善策のみ理解してください。
ソーシャルメディア
ソーシャルメディアとは、情報を発信する側と受信する側が繋がりを持つことができるメディアのことを差し、SNS、ブログ、画像共有サービスなどがそれに該当します。
その中でも特に、Twitter・Facebook・YouTube・はてなブックマークでどれだけシェアされるかが重要となってきます。
一般的なWebサイトとソーシャルメディアの相性は抜群ですが、ホームページに限っては例外です。
あなたはSNS上で、どこかの会社のホームページがシェア・拡散されているのを見たことがあるでしょうか?
人間は、そのコンテンツから大きなベネフィット(得)を感じた時、それを誰かとシェアして共感したいと考える習性があります。
ベネフィットには、「声を出して笑ってしまうほどの面白さ」「生活の質が向上するほどのお役立ち情報」など様々なカタチがありますが、ホームページはあくまで商品・サービスを紹介する場です。
シェア・拡散によるアクセスアップ施策とは相性が悪いと言えるでしょう。
PPC広告
PPCとは「Pay Per Click」の略称で、「クリック課金型」を意味し、PPC広告の代表としてリスティング広告などが挙げられます。
リスティング広告とは、Google検索などを使用した際、検索結果の上部に表示される広告のことです。
どういった検索キーワードに対して広告表示させるかで単価に差はありますが、1クリックあたり数十円~数千円の費用が掛かってきます。
適切な広告運用は大きな収益効果をもたらすのは事実です。
しかし、リスティング広告を利用する企業は年々増えており、クリック単価も高騰し続けています。
その結果、費用対効果が薄れてきているため、広告頼みの集客方法は今後更に難しくなってくるでしょう。
リピーター
スマートフォン、パソコンでネット検索を使うならば、誰にでもブックマークをして定期的にチェックしているWebサイトがあると思います。
ニュースサイトや芸能人ブログ、様々なWebサイトをブックマークしていると思いますが、その主な理由は新しいページ更新をチェックするためです。
しかし、従来型のホームページは一度完成すると更新する必要はほとんどありません。
またそれをユーザーも自ずと理解しているため、同じホームページに何度も訪問することはありません。
おそらく、あなたのブックマークの中にも会社・店舗のホームページは含まれていないでしょう。
検索流入
検索流入からのアクセス数は以下のような計算式で導き出すことができます。
検索結果での表示回数×クリック率=検索流入数
表示回数とは、検索結果に自身のWebサイトのページが表示された回数です。
そしてクリック率とは、検索結果に表示された自身のページがクリックされる確率のことを意味します。
検索結果での表示回数を増やすには、良質なコンテンツとコンテンツ量の2つが必要となってきます。
コンテンツの内容が良質であればあるほど、検索での表示順位は自然と上がります。
そしてコンテンツ量は、どういったキーワードでの検索結果に表示させるかの幅を広げてくれます。
基本的な考え方として、1ページにつき対策できるキーワードは1つだけです。
様々なキーワードで検索表示させたい場合は、それだけのページ数を増やしていく必要があります。
しかし先ほど説明したように、ホームページはあくまで商品・サービスを紹介する場でしかありません。
ホームページは一般的に5~10ページ前後で構成されており、そのほとんどが会社概要、アクセスマップなど、コンテンツ内容の薄いページです。
つまり良質なコンテンツでもなければ、十分なコンテンツ量もありません。
具体的なアクセスアップ方法
ここまでの説明でお解り頂けるように、ホームページとWeb集客との相性は非常に悪いです。
SEO対策などである程度のアクセスアップは可能ですが、1つ2つのキーワードで上位表示させるのが限界であり、大きな改善は見込めません。
その限界を突破する方法は、「ブログ設置」「MEO対策」の2が最も手軽で費用対効果も高い。
ブログ設置
先ほど説明したように、検索結果での表示回数を増やすためには「コンテンツ量」が必要となってきます。
しかし商品・サービス紹介の場であるホームページ上にページ数を増やし続けてしまうと、ユーザーがこれは一体何のWebサイトなのか理解できなくなるなど混乱を招き、結果的にユーザビリティを下げることになってしまいます。
そこで、ホームページ内に別途ブログを設置して更新し続けることで、コンテンツ量を増やしていきます。
ここで一番重要なのは、ブログでどういったコンテンツを作っていくかです。
あなたのビジネスに関係のない趣味ブログなどは好ましくありません。
例えば、学習塾のホームページ上で趣味の園芸に関するブログを作ったとしましょう。
良質なコンテンツを作り続け、「園芸 自宅」「園芸 上達法」など様々なキーワードからの集客に成功させたとします。
しかし、そのアクセスからコンバージョンは発生するでしょうか?園芸に興味のある層が学習塾へ申し込みをするはずがありません。
ブログのコンテンツ内容は、あなたのビジネスに興味のある層が検索していそうなキーワードを元にして作ることです。
例えば、学習塾のホームページならば、ブログ内では算数問題などのプリントをダウンロードコンテンツとして作るのが良いでしょう。
すると、これまでは絶対に表示されなかった「算数 プリント」といったキーワードでの検索結果でも自身のホームページが表示されるようになります。
「算数 プリント」というキーワードで検索する人はどういった人物でしょうか?
決して勉強好きの子供ではなく、子供の学習教育に関して悩みを持つ親御さんのはずです。
学習塾を選び、入会するかどうかを意思決定できる人物をターゲットとして絞り、ホームページに集客することで、成約に繋がりやすいアクセスを獲得できます。
ブログのコンテンツ内容を決める際、まずはペルソナを作ることから始めます。
ペルソナとは、自身のビジネスの象徴的な顧客モデルを意味します。
年齢、性別、生活環境までの詳細な人物像を作り上げ、そのペルソナが詮索するだろうキーワードを逆算して、そこからコンテンツ作りを始めましょう。
このように、ブログ等を使って良質なコンテンツを作り続けることでアクセス数を伸ばす施策をコンテンツSEOと呼びます。
また、ブログからコンテンツを配信し続けることで、リピーター・ソーシャルメディアからのアクセス流入が見込めるようになってきます。
コンテンツが良質であればあるほど、あなたのホームページはブックマークされ、シェア拡散されるでしょう。
そして、もう一つのアクセスアップ方法、MEO対策についての解説です。
MEO対策
例えば、Googleなどで「都市名 居酒屋」と検索すると、通常の検索結果の上にGoogleマップと周辺の店舗情報が表示されます。
これは主に、「都市名 業種」などのキーワードで検索をした際に表示される機能で、ローカル検索と呼びます。
そしてこのローカル検索上での表示順位を上げる施策をMEO対策・ローカルSEO対策と呼びます。
現在でも、お店など訪問先を探している検索ユーザーの約4割が、このローカル検索結果を参考にしてアクションを起こしています。
今後、Googleはローカル検索機能を更に改善し、ユーザビリティを向上し続けるでしょう。
それに伴い、ローカル検索を参考にしてアクションを起こすユーザーも増え続けるはずです。
MEO対策の具体的な手順については、以下の記事を参考にして頂けたらと思います。
MEO対策、コンテンツSEOは取り組みが早ければ早いほど、大きな効果が期待できます。
まずは即効性の期待できるMEO対策から行っていき、アクセスアップ効果を実感してください。
ホームページの上位1%のアクセス数まで成長してからが、本当のスタートです。
また、SNSやネット広告までのWeb集客を幅広く取り入れるつもりの方は下記記事を是非参考にしてみてください。