
ホームページのSEO対策について調べると無尽蔵に情報が出てくる。
一体どれが正解なのか、何から始めれば良いのか判らずお困りの方も多いだろう。
そのためこの記事では10人中10人のSEO業者が「正しい」と言える間違いのないSEO施策をいくつかご紹介したいと思う。
- ホームページを強くするSEO対策
- 業者に依頼した場合の料金相場
また、この記事は8分程度で読み終わる内容となっている。
8分後、あなたのSEO知識は大きくレベルアップしているはずだ。


ホームページのSEO対策
今回ご紹介するSEO対策は以下の10つになる。
- レスポンシブ対応のデザインにする
- ホームページにSSLを導入する
- ページ表示速度の改善をする
- キーワードを意識したタイトルタグの設定
- h1タグを正しく使う
- ページ内容に沿った適切な見出しタグの設定
- パンくずリストの設置
- ユーザビリティを意識した内部リンクの設置
- 必然性のある被リンクを増やす
- ブログで良質なページ数を増やす
それぞれについて詳しく解説していきたい。
レスポンシブ対応のデザインにする
レスポンシブデザインとは、パソコン・タブレット・スマートフォンなどのデバイスでサイトを閲覧した際、ウィンドウ幅に合わせて自動で適切な表示に切り替えてくれる機能を持つデザインのことを指す。
一般的に「スマホ対応」と呼ばれるデザインのことである。
レスポンシブデザインに対応していないデザインはスマートフォンから閲覧すると文字が小さく非常に見ずらい。


また、Googleもスマートフォンに対応したWebサイトをSEO上で優遇すると公言している。
モバイル フレンドリー アップデートにより、モバイル検索では、携帯端末で読みやすく使いやすいページの掲載順位が引き上げられます。
ウェブマスター向け公式ブログ
ホームページにSSLを導入する
SSL(Secure Sockets Layer)とは、インターネット上の通信を暗号化するセキュリティ対策の1つである。
SSL化に対応しているホームページはURLの頭がhttp → httpsへと変わり、閲覧時にアドレスバーに下記のような鍵マークが表示されるようになる。

SSL化に対応していないホームページでは、訪れた訪問者のデータが第三者に傍受される恐れがあるため、倫理的にも早急に対応すべき課題である。
また、GoogleもホームページのSSL化を推奨している。
HTTPS は、優れたユーザー エクスペリエンスを生み出す多くの要素のうちの 1 つです。
Google ウェブマスター向け公式ブログ: HTTPS をランキング シグナルに使用します。
Googleウェブマスター向け公式ブログ
SSL化を進める際、まずは利用しているサーバーでSSL証明書の発行はできるかの確認からはじめる。
SSL化について詳しく学びたい方は下記の記事をご覧いただきたい。

ページ表示速度の改善をする
サイトを閲覧する際のページ表示速度もSEOにおいて重要なポイントである。
読み込み速度はこれまでもランキング シグナルとして使用されていましたが、それはデスクトップ検索を対象としていました。 そこで 2018 年 7 月よりページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することを本日みなさんにお伝えしたいと思います。
Googleウェブマスター向け公式ブログ
また、Googleはページが表示されるまでに3秒経過した時点でユーザーの53%がページから離脱するとの調査結果も公表している。
表示速度を改善する際、最もチェックすべきなのは下記の2点だ。
- ホームページ内で使用している画像の容量
- 利用しているサーバーの仕様
もしスマートフォンなどで撮影した画像をそのままホームページ内のブログなどで使用している場合は画像リサイズツールなどを使って必要最小限のサイズに圧縮すべきだ。
また、月額300円程度の格安サーバーを利用している場合ももう少し容量の大きなサーバーに引っ越すべきだろう。
お勧めのサーバーでは、エックスサーバーなどがお手頃だろう。
キーワードを意識したタイトルタグの設定
titleタグとは「ページの名前」のことである。
ホームページにおいてはサイトタイトルのことを指し、検索結果などで以下のように表示される。

titleタグはGoogle検索エンジンのアルゴリズムが重要視している要素の1つであり、ここに自身のWebサイトにとって最も重要なキーワードを含める必要がある。
極端な言い方になってしまうが、titleタグに含まれないキーワードで検索してもそのWebページは検索結果に表示されないと考えても良い。
それほど重要なものだ。
また、titleタグに含めるキーワードを選定する際は検索ボリューム(検索される回数)も考慮する必要がある。
例えば、貴方が銀座で「ABC」という店名のアロマオイルを使ったマッサージサロンを開業したとしよう。
そのお店のホームページを作る場合、サイトタイトルは何にするだろうか?
「銀座のアロママッサージ|ABC」「銀座のアロマサロン|ABC」「銀座のリラクゼーションサロン|ABC」など様々なタイトル案が浮かぶと思う。
しかし、検索キーワードはニュアンスを少し変えるだけで検索ボリュームに大きな差が出てくる。
検索キーワード | 検索ボリューム(30日間) |
---|---|
銀座 アロママッサージ | 260 |
アロママッサージ 銀座 | 50 |
銀座 リラクゼーションサロン | 10 |
銀座 アロマサロン | 10 |
銀座 オイルマッサージ | 90 |
お判り頂けただろうか、アロママッサージとアロマサロンを変えるだけで検索される回数が26倍も変わってしまうのだ。
ここで、titleタグに候補のキーワード全てを含めようと考える方もいるだろうが、titleタグに含めるキーワードの数は1~3個が適切である。


また、検索キーワードに関して更に勉強をしたい方は別記事にてキーワード選定を解説しているので参考にして頂きたい。

h1タグを正しく使う
h1タグとは、そのWebページにおいて最も重要な見出しを記述するHTMLタグのことだ。
解りやすく言うとページタイトルを記述する場所になる。
先ほど説明したtitleタグは検索結果に表示されるタイトルであるのに対し、h1タグはページ内に表示されるタイトルのことを指す。
同一のページに対するタイトルなので、titleタグ内の文章=h1タグ内の文章であることが必然的であり、SEO上においても好ましい。
ページ内容に沿った適切な見出しタグの設定
見出しタグとは、h1、h2、h3…h6というようにHTML上で使用するもので、ページの構成を伝えるために使用する技術のことだ。
番号が若い見出しほど重要とされ、先ほど説明したh1タグにはそのページのタイトルを設定するのが鉄則である。
そしてページ内においてh2以降の見出しを使用していく。


例えば、上の「ページ内容に沿った適切な見出しタグの設定」というテキストにはh3タグを使用しているため、文字が大きく強調して表示されている。
他にも、このページ内では「キーワードを意識したタイトルタグの設定」などの見出しタグが設定されている。
Googleクロウラーはページを巡回した際、まず見出しタグ内に含まれるテキストを読み取り、そのページが一体何について書かれているのかを把握しようとする。
つまり、見出しタグの構成を見ただけでコンテンツの中身がわかるように設定されているのが好ましい。
よく抽象的な言い回しを見出しタグに使ったWebページが見られるが、それではGoogleクロウラーが正しくコンテンツ内容を把握することができない。
h2以降の見出しタグを修正しただけで検索順位が大きく改善した事例も多い。


修正前の見出しタグのように、それを見てもページ内容が把握できない見出しタグの使い方は適切ではない。
パンくずリストの設置
パンくずリストは多くの場合、ページ左上辺りに設置されており下記のようなパーツのことを指す。

パンくずリストは訪問者がサイト内のどの階層にいるのかを伝える案内掲示板のようなものだ。
パンくずリストを見ることで、訪問者は「自分は今ホームページ内のどこにいるのか」を認識することができる。
また、サイト内を巡回して評価を査定するGoogleクローラーにもサイトの構造を伝える重要な役割を果たす。
ユーザビリティを意識した内部リンクの設置
ページ内に適切な内部リンクを貼ることは、ユーザーに他ページへの巡回を促すことができ、帰直率を下げることにも繋がる。
ユーザーがWebサイトに入った後、いくつのページを巡回し、そのWebサイト内にどれだけの時間滞在したかは検索順位に影響を与えるのだ。
ユーザーのページ巡回率が高ければ高いほど、滞在時間が長いほど、ユーザビリティの高い良いWebサイトであるとGoogleは判断する。
また、Googleクローラーも内部リンクを通じて、サイト内の様々なページに巡回してくれるようになる。


クローラーは、1度巡回した程度ではページの断片しか読み取ってくれない。
コンテンツを正しく評価してもらうためには、何度も頻繁にクローラーに巡回してもらう必要があり、内部リンクを整えることはそういった点でも非常に有効な手段だ。
また、リンクはできる限りバナー画像は使わずにテキストリンクを用いよう。
その際、テキストにはリンク先のページの内容が判るように設定しよう。
自然な被リンク対策をする
被リンク対策とは、外部サイトから自サイトへのリンクを貼られることでページの評価を高める施策である。
一昔前、Googleアルゴリズムは「価値のあるコンテンツには被リンクが付くはず。従って被リンクの数でページの表示順位は決まる」といった評価基準を持っていた。
しかしそれを逆手に取ったSEO会社などが、検索順位を上げるために数百のサテライトサイトを用意し、そこから被リンクを送るといったブラックハットSEOを生み出した。
それに対してGoogleも対策を施し、今ではそういった人工的な被リンクは一切効果がないばかりか、ペナルティ対象となってしまう。
しかし必然性のある自然な被リンク対策は積極的に行うべきである。
自然な被リンクとは、具体的に以下のようなリンクを指す。
これらの被リンク対策の目的は検索順位を上げることではなく、クローラーの巡回頻度を上げることだ。
先ほども説明したように、クローラーはサイトを一度通った程度では情報の断片しか収集しない。
クローラーにWebサイトへ頻繁に巡回してもらうことが、ホームページを正しく評価されることに繋がる。
ブログで良質なページ数を増やす
ホームページには内部にブログが設置されていることが多い。
このブログで良質な記事ページをコツコツ作り続けることがSEOにおいて最も重要な施策となる。
ここでいう「良質」とは、以下の条件を満たす記事のことを呼ぶ。
- ビジネスと関連する内容について書かれている
- 1つのテーマに対して徹底的に掘り下げて説明されている
- titleタグ・見出しタグが適切に使われている
Googleはホームページの全ページの内容から総合的にサイト評価を決定する。
ビジネスに関係のない趣味に関する記事などは作らず、専門性の高いホームページ作りを心がけよう。
また、SEOを意識したブログ記事の書き方については別記事にて解説しているので参考にして頂きたい。

SEO会社に委託すると費用はどれくらい?
ここまでホームページに必要不可欠なSEO対策について解説してきたが、細かな施策も含めるとやるべきことはまだまだ存在する。
こういったSEO対策会社に委託した場合、料金はSEO会社によって10万円~数百万円とかなり幅がある。
SEOコンサル(中小企業向け) | 月額10万~30万円 |
---|---|
SEOコンサル(大企業向け) | 月額30万~100万円 |
コンテンツSEO(記事量産施策) | 100万円~ |
富山工房(記事量産施策) | 月額3万円~ |
コンテンツSEOとは、先ほど説明したブログ記事を増やすことでのSEO対策である。
富山工房でもコンテンツSEOを重視しているが、クライアントさまと二人三脚で進めるというスタイルを提案しているためこの価格でのサービス提供が可能となっている。
もし興味のある方は是非ご相談いただきたい。


まとめ
最後に、ここまで検索順位を上げるための具体的手法をいくつかご紹介してきたが、Googleは「ユーザーファースト」を提唱している。
ユーザーにとって利便性の高いホームページが検索上位にくるべきという考え方だ。
この記事で紹介してきたSEO対策も全てユーザーの利便性に繋がる施策でもある。
小手先のSEOテクニックを覚えず、ユーザーを第一に考えたホームページ作りに取り組んで欲しい。

