ホームページビルダーは簡単にホームページが制作できるソフトとして人気だ。
しかし本当に簡単にできるのか疑問を感じている人や、どんなメリット・デメリットがあるか導入を検討する上で詳しく知りたい人も多いだろう。
今回は、ホームページビルダーについて、価格や使い方、メリット・デメリットなどを解説したいと思う。
ホームランバッター?
どう聞き間違えればそうなる・・
ホームページビルダーとは
ホームページビルダーは簡単に本格的なクオリティのホームページが作れるソフトウェアである。
1994年にバージョン1.0が販売され、株式会社ジャストシステムが開発・サポートを行っている。
通常ホームページを作るには、HTMLやCSSなどの専門的な言語を知っている必要がある。しかしホームページビルダーはこれらの知識がない人でも直感的に操作できるため、誰でも簡単に使うことが可能だ。
ホームページビルダーとCMSの違い
CMSとは、WordPressを代表とするホームページを作るためのシステムである。
CMSは、ホームページビルダーと一緒くたにされがちであるが厳密には違うサービスなのだ。具体的には、システムのインストール先に違いがある。
ホームページビルダーはパソコン本体にインストールして使うのに対し、CMSはWebサーバーにインストールする必要がある。ホームページビルダーはオフラインで作業、CMSはブラウザなどを介してシステムにログインした上で操作を行うのだ。
それぞれのメリットは下記の通り。
- ホームページビルダー
-
外部のサーバーなどを使わないので通信障害などが起きにくい
- CMS
-
ネット環境があればどこでも操作ができる
な、何が違うの・・・?
正直どっちを選んでも良し!
次に、ホームページビルダーの価格についても触れておきたい。
ホームページビルダーの価格
ホームページビルダーの価格は以下の通りである。
プラン | パッケージ製品 | ダウンロード版 |
---|---|---|
スタンダード | 17,600円 | 16,500円 |
スタンダード(バージョンアップ版) | 10,780円 | 9,900円 |
ビジネスプレミアム | 29,700円 | 27,500円 |
ビジネスプレミアム(バージョンアップ版) | 22,880円 | 22,000円 |
アカデミック版 | 12,980円 | なし |
バージョンアップ版は、現在既に旧バージョンのホームページビルダーを利用している人に限定して販売されている。対象となっているのはホームページビルダーの12~21である。
アカデミック版は幼稚園・保育園以上の教職員、もしくは中学生以上の生徒・学生を対象とした商品。店頭で購入する場合は学生証・身分証の提示が必要となるが、教職員は公式通販サイトからも購入可能である。
スタンダードとビジネスプレミアムの違い
スタンダードとビジネスプレミアムは、使用できるテンプレートや素材などの数が違う。
例えば高品質写真素材の数は、スタンダードが200点に対しビジネスプレミアムが1,400点となっている。
その他にも、下記のような違いがある。
オプション | ビジネス | スタンダード |
---|---|---|
フルCSSテンプレ―ト | 139種類 | 48種類 |
hpbspテンプレ―ト | 80種類 | 28種類 |
高品質イラスト素材 | 1176点 | 40点 |
写真素材 | 938点 | 938点 |
フォント | 116書体 | 116書体 |
フォントや通常の写真素材などの数は変わらないが、テンプレートや高品質素材の数はほとんどが半分以下の数だ。
エロ画像素材はどっちが何枚??
どっちも0枚だよバカ
シンプルなデザインであればスタンダードで問題ないが、よりデザイン性が高いホームページをつくるのであればビジネスプレミアムを購入した方がいいだろう。
ホームページビルダーは無料版も利用可能
ホームページビルダーは30日間利用できる体験版が無料でダウンロードできる。
その他のホームページ作成ツールと比較検討中の方はお試しで使ってみるのも良いだろう。
ただし体験版はサポートに対応しておらず、製品版と比べ機能が制限されているため注意が必要だ。
素材やテンプレートは一部のみが利用可能で、そのほか複数のツールが使用できない。
無料版はあくまでも、ホームページビルダーが自分にも扱えるものか、どれくらい簡単にホームページがつくれるかを確認するものと思った方がいいだろう。
また旧バージョンのサイトや設定は引き継げない。すでにホームページビルダーを使っている人は、無料版を利用せず直接バージョンアップ版を購入しよう。
ホームページビルダーのメリット
ホームページビルダーを利用する主なメリットとしては以下の3点が挙げられる。
- 専門知識がなくても簡単につくれる
- 低価格でホームページが制作できる
- デザイン性の高いホームページが制作できる
次の項目でこれらのメリットについて詳しく見ていこう。
専門知識がなくても簡単につくれる
ホームページビルダーは、ドラッグ&ドロップでパーツを配置するだけでホームページができる。そのためHTMLなどの言語を知らない人でも簡単にホームページがつくれる。
ホームページの更新も同じように簡単にできるため、初めてホームページをつくる初心者でも安心して作業できるだろう。
低価格でホームページが制作できる
通常ホームページ制作を会社に依頼すると高額な費用がかかるが、ホームページビルダーを使えばコストを抑えられる。ホームページをインターネット上で公開するためにサーバーをレンタルする必要があり、初期費用と月額費用がかかる。
しかしそのほかの費用としてはソフト代金がかかる程度だ。
サーバーのレンタル代っていくらなの?
月額500円~なので安いもんだよ
ホームページ制作会社に依頼する場合の相場が20~200万円であることを考えればかなり安くコストを抑えられるだろう。
デザイン性の高いホームページが制作できる
ホームページビルダーは通常の写真素材が938点、イラスト素材が1,608点用意されているため、これだけでも十分にデザイン性の高いホームページが制作できる。
またビジネスプレミアムにはこれに追加して高品質写真素材が1,400点、高品質イラスト素材が1,176点利用できる。テンプレートの数も合計で352種類あることから、イメージ通りの見栄えがいいホームページが制作できるだろう。
ホームページビルダーのデメリット
ホームページビルダーのデメリットとしては以下の3点が挙げられる。
- ホームページ完成まで時間がかかる
- 電話サポートが有料
- 「ホームページ・ビルダー サービス」をすすめられる
商品はデメリットも十分考慮した上で購入することが望ましい。次の項目で詳しく見ていこう。
ホームページ完成まで時間がかかる
ホームページビルダーはテンプレートが利用できるため、1からすべてつくるよりは短い時間で完成する。
しかし制作に慣れていない人が行えば、それでもかなりの時間を要する。
何故なら、すべての作業を自ら決定し編集するためだ。文章のライティングや画像の挿入などはもちろん、ページ同士を繋げる作業やサイト構造の検討など作業量は膨大だ。
仕事の合間や休日を使い、コツコツと作業を続ける根気も必要となるだろう。
電話サポートが有料
ホームページビルダーのサポートは電話のみであり、2回までは無料だ。
しかし3回目以降は1つの質問に1,100円の料金がかかる。もちろんメールでのサポートは受け付けていない。
なんと無慈悲な
まあまあ・・・
特に初心者はわからないところが出やすいため、疑問を解消するためだけにコスト面での負担が増えるだろう。またこのサポートは商品の販売日から3年で終了となる点もデメリットである。
「ホームページ・ビルダー サービス」をすすめられる
商品を購入すると「ホームページ・ビルダー サービス」をセールスされるが、こちらは割高なサービスとなっているのでお勧めできない。
「ホームページ・ビルダー サービス」はレンタルサーバーなどが1,550円から利用できる月額サービスである。
しかし一般的なレンタルサーバーが月100~500円であることを考えれば高額だ。
最大6ヵ月は無料となり、集客プランなども存在するが、それでも導入にはあまりメリットがない。すすめられた場合は断った方が無難だろう。
ホームページビルダーの機能と使い方
ホームページビルダーの使い方は以下の通りだ。
- テンプレートを選びパーツをドラッグ&ドロップ
- ボタンやフォントなどデザインにもこだわれる
- 制作したデータは自動でバックアップ
- ブログのように簡単に更新ができる
ホームページビルダーの基本機能がおおよそ把握できるため、導入を検討している人はチェックしてもらいたい。
テンプレートを選びパーツをドラッグ&ドロップ
ホームページ制作はひな形となるテンプレートを選び、パーツをドラッグ&ドロップするだけでできる。テンプレートとパーツは種類が豊富なため、組み合わせを変えることでオリジナリティを出すことも可能だろう。
またスマホ対応のデザインになっていることもポイント。
パソコンやスマホなど端末に合わせて最適なデザインが自動で表示されるため、端末ごとにデザインを作る必要のない初心者にも優しい設計だ。
ボタンやフォントなどデザインにもこだわれる
デザインに関しては細かい部分にもこだわれるデザイン性の高さがある。たとえば顧客を誘導するクリックボタンも、サイズや色、フォントなどが変えられる。
より顧客がクリックしたくなるように、デザイン性を徹底的に追及できることからデザイン性の高いホームページ作りができるだろう。
制作したデータは自動でバックアップ
また、ソフト内で制作したデータは自動で保護されるバックアップ機能を搭載している。万が一編集中にパソコンのフリーズや停電があったとしても、データ復元できるため被害は最小限に抑えられるだろう。
またデータの編集・操作は実行したあとでも取り消しややり直しが可能。失敗をしてもすぐに修正できるため、初心者でもためらわずにホームページ制作が進められる。
ブログのように簡単に更新ができる
ホームページビルダーは、更新のしやすさを徹底追及したつくりとなっており、簡単に更新ができる。
更新方法はブログとまったく同じ感覚、手間で更新できるため、もし毎日更新をすることになったとしても苦にならないだろう。
ホームページを運営する上で、頻繁にコンテンツを更新することは集客の面でも大きなメリットがある。ホームページの更新のしやすさは、日々の作業効率を高めるためにも重要な要素と言える。
まとめ
今回はホームページビルダーについて価格やメリット・デメリットを紹介した。
ホームページビルダーは誰でも簡単に本格的なホームページがつくれるソフトウエアである。時間がかかるなどのデメリットはあるが、ドラッグ&ドロップでホームページが制作でき、更新しやすいのも魅力だ。
もし自らホームページをつくるのが難しいと感じた場合は、富山工房でも制作費0円・月額3,800円でホームページ制作を受け付けているためぜひ相談してほしい。
出ました自社宣伝!
社長に怒られるぞ